新着情報

 

●第43回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会in大阪の概要が確定しました。


「助けて! と言える社会を」

~ 自己責任論を超えて ~


    コロナ禍を通じて、日本社会の格差と貧困の拡がりに加え、昨今の物価高騰が一層私たちの暮らしを苦しめています。クレサラ運動を通じて多重債務被害者らの声が貸金業法の改正に繋がりました。いつの時代も被害者の声と運動こそが、社会を変える原動力となりました。同時に、貧困の被害をなくすためには幅広い各層の方々と連帯をしながら当事者を支援する方々の活動とも一緒になって取り組むことが大切で、本集会もより幅広い層と運動へと繋がりを拡げバージョンアップさせることが大切だと思っております。

 本集会では、昨年に続いて年間を通じて実施された「いのちと暮らしを守る全国何でも相談会」の相談内容の実相に学びつつ、私たちの運動の進むべき方向を照らしてまいります。これまで私たちと連携の十分でなかった医療現場、食糧支援、女性支援、外国人支援など多彩な活動をされてこられたみなさま方との連帯をさらに深めてまいります。

 そのうえで本年度の集会では、社会の中心的存在であるにもかかわらず深刻な貧困状態に置かれている若者と、非正規労働者にスポットを当てながら、その支援を阻んでいる心理的要因=自己責任論をどう超えるかを皆さんとご一緒に考え、そして繋がり、連帯を拡げてまいりたいと思っています。

 全体集会には私たちとの連携を必要とする若者支援の活動に取り組んでおられる団体である認定NPO法人 DxPの代表 今井紀明氏を講演者としてお招きし、若者の貧困支援の実情を学ぶと同時に、あらたな連携を築く場としたいと思います。

 日本の格差や貧困が拡大した社会を変革し、人間らしく生きることのできる社会へと変革するためにも、大きく連携の輪を広げていきましょう。

 皆さん、今回の交流集会に集い、現状の認識を共有し、熱く議論をしましょう。

 多くの皆さんの参加を期待します。 

 

 「参加申し込み」は、こちら。  


パンフレット

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第43回クレサラ被害者交流集会パンフレット.pdf
PDFファイル 1.7 MB

◆分科会

2024年10月16日(水)~11月2日(土)の期間で、10個の分科会を 「オンライン配信のみ」 で開催します。 

 (ただし、「第6分科会」のみは、会場リアルとオンラインの両方開催です。)

◆分科会の概要

分科会
番 号
日 程

分科会

「テーマ」と

主管団体

内    容
(2024年)
第1

 

 10月16日 (水)

 

 18時3020時

 

「スキマバイトを放置して

 いいのか?」

 

  非正規労働者の権利実現
 全国会

スマホで登録するだけで、採用面接不要、空いた時間に単発で働ける「スキマバイト」「スポットワーク」と呼ばれる働き方が増えています。時間を有効に使える、固定職場で働くのが苦手な人には使いやすいなど、利点もありますが、労働者の権利擁護という観点から問題はないのでしょうか? この分科会では、スキマバイトの法的問題点を弁護士が解説するとともに、スキマバイトで働いたことのある当事者に体験報告をしていただきます。

講師:村田 浩治 さん (弁護士・非正規労働者の権利実現全国会議事務局長、 スキマバイト経験者の方

第2

 10月18日 (金)
 

 183020

 

「ギャンブル害のない
 社会
をめざして、

 対策の転換を」

  

 クレサラ・生活再建問題被
 害者連
絡協議会

ギャンブルのやり過ぎで苦しむのは、ギャンブラー本人、そしてギャンブルを一度もしたこともない人(家族や友人)や地域です。つまり、地域に住む全員が当事者です。残念なことに、助けを求める人の割合は世界共通、ごくわずか。でもギャンブル依存症は予防可能。苦しむ人をなくすには「依存症対策」からギャンブル被害最小化策へと転換することが必須です。「ギャンブル害」のない社会をともにめざしましょう。

講師:滝口 直子 さん  (大谷大学名誉教授・京都マック理事長・大阪いちょうの会顧問)

第3

 10月19日 (土)
 

 103012

 

「母子生活支援施設
 利用者へ
の家計相談
 支
援 
 ー リフレ
ここのえの   取り組みから」

 
 一般社団法人

  つながる社会保障サポー
 トセン
ター

女性の多重債務問題」では、「母子生活支援施設からみた女性と子どもの貧困」について学びを深めています。昨年、「グリーンコープ生活再生相談室」より講師をお招きし、東京都母子生活支援施設協議会会員施設の職員を対象に、入所者への家計相談支援について職員研修会が実施されました。今年の分科会では、研修会を受講された母子生活支援施設「リフレここのえ」からお二人をお招きし、入所者にどのような家計相談支援・家計改善支援ができるかを考えます。

         

講師:母子生活支援施設「リフレここのえ」

    横井 義広 さん(施設長)、 後藤 愛香 さん(母子支援員) 

第4

 10月26日  ()

 

 131

「住宅型貧困ビジネス
  根絶の
ために」

 

 


 全国追い出し屋
対策会議
 /生活
弱者の住み続け
 権対策会議

「追い出し屋」に、「囲い屋」や「穴埋め屋」-住宅弱者をターゲットとした賃貸住宅における貧困ビジネスによる被害が後を絶ちません。今年は、無料低額宿泊所を規制する生活困窮者自立支援法や、家賃債務保証業者の認定制度を設けた住宅セーフティネット法が相次いで改正され、さらには高齢者等終身サポート事業に関する事業者ガイドラインが策定されましたが、こうした住宅型貧困ビジネスの被害の救済と防止に効果があるのでしょうか。現状と課題を考えます。

  

講師:瀬戸 大作 さん 一般社団法人反貧困ネットワーク事務局長)
      
 堀 泰夫 さん (大阪司法書士会消費者問題対策委員会委員
  
      増田 尚 さん (全国追い出し屋対策会議代表幹事) ほか

第5

 10月27日 ()

  

 103012

「ファクタリング、
 買取金融の訴訟の
 現状と課
題」
  

  全国ヤミ金融・悪質金融
 対策会議
 /買い取り金
 融
策全国会議

最近のヤミ金融として、事業者向けのファクタリングと、消費者向けの買取金融が、それぞれ被害を生んでいます。貸金業法、出資法を潜脱するこれらのヤミ金融について、訴訟の現状と課題を報告します。ヤミ金融の撲滅のために、議論し、対策を深めていきましょう。

          

講師:三上 理 さん (東京弁護士会)、織田 恭央 さん (埼玉弁護士会)
       上田 智子
さん (大阪弁護士会)、前田 勝範 さん (大阪司法書士会)

       山下 正悟 さん (大阪司法書士会)

 

  第6

 10月27日 ()

 

 

 1330

    ~

 1530

 

「承認をひらく-
 
すべての人の自己実現
 を支える連帯
の社会へ」

 

 

 公正な税制を求める市民
 連絡会

貧困と格差が拡大し、自己責任が喧伝され、人々が、社会的承認から排除され、絶望へと迷い込む社会。私たちは、個人間の相互承認によって自己のアイデンティティに目覚め、相互承認された社会の中で、連帯する経験を積み、社会を変革したり、自己実現を果たしたりしていく。孤独な人を置き去りにしない、すべての人の自己実現を支える連帯の社会へと変革するために、私たちにできることを考えます。

             

講師:暉峻 淑子 さん (埼玉大学名誉教授)
            

第6分科会のみ、リアル+オンライン両方開催。
  リアル会場は、「主婦会館プラザエフ」(東京都千代田区)

   JR四ツ谷駅前 https://plaza-f.or.jp/access

第7

 10月29日 (火)

 

 1830分 
    

  2030 

 「地方消費者行政の
  
課題と展望」

  
 クレジット被害対策・地方
 消費者行政充実
会議

長く地方を支えてきた国の交付金が令和9年度までに順次交付期限を迎える問題、PIO-NET刷新や消費生活相談のDX化による影響、相談員の恒常的な担い手不足、広域連携の難しさなど、今、地方消費者行政は多くの問題・課題を抱えています。問題認識を共有し、これからの地方消費者行政について皆さんとともに考えたいと思います。

                   
講師:未定

第8

 10月30日 (水)

 

 1830
    

 2030

 

「弁護士による二次
 被害を許さない・
 その方策」
 と「借金
の消滅時効」

 

 43条対策会議/大量広告
 事務所による
債務整理二
 次被害対
策全国会議

債務整理や過払い金請求事件が、弁護士広告解禁以後、専ら広告事務所に集中し、広告事務所が本人の実情を無視した債務整理を行うなどの被害が多発しました。発足した「大量広告事務所による債務整理二次被害対策全国会議」の三上理事務局長が現状の報告、そして、小林孝志弁護士から、被害を出す事務所と闘う根拠と闘いの方策についての講演があります。借金の消滅時効についても議論しましょう。
  

講師:三上 理さん (東京弁護士会)、小林 孝志 さん (宮崎県弁護士会)
        茆原 洋子
さん (神奈川県弁護士会)

第9

 10月31日  (木)

 

 1830

   

 2030

ドイツ・スウェーデン・
 韓国の「生活保
護」
~日弁連調査
から見えたもの」

 

 生活保護問題対策全国会
 議

福祉先進国のスウェーデン。生活保護基準を引上げ続け、コロナ禍後、信頼ベースの「市民手当」に改正したドイツ。2000年に国民基礎生活保障法を制定して以来、制度改善で利用者が増えている韓国。世界から見ると、生活保護の削減一辺倒の日本は、取り残されています。日弁連人権大会のため今年56月に行なった現地調査から見えてきたものは何か。調査を担当した弁護士が詳しく報告します。
  

講師:西山 貞義さん (富山弁護士会)、柘植 直也 さん(愛知県
       
弁護士会)、小久保 哲郎 さん (大阪弁護士会)

第10

 11月2日  (土)

 

 

 1416

 

 

 

 


「万博とセットの
 大阪夢洲カジノ
 誘
致を考える
 
~現場の実態にフォー
 カス」

      

主催:カジノ問題を考える
 大阪ネットワーク

共催:依存症問題対策全国
 会議/全国カジノ賭博場
 設置反対連絡協議会

「特別分科会」  この分科会のみ参加無料です。

  大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」を会場に、2030年を目処に
IRカジノ誘致が進められようとしています。同会場では 「いのち輝く未来社会のデザイン」で万博を開催する計画が先行。ところが、メタンガス爆発事故、ヒアリの出現、大屋根リング
落雷の危険性など相次ぐ問題が。 IRカジノの今後は? 夢洲の立地問題と併せてあらためて根源的問いかけをする分科会です。

        
講師:桜田 照雄 さん (カジノ問題を考える大阪ネットワーク代表 阪南大学教授)

     

全体会

■日  20241月16 (土) 1:017:00

■会場 大阪産業創造館「イベントホール」  オンラインZoom) 

全体会は、リアル会場参加+オンライン配信があります。

リアル会場 : 大阪産業創造館「イベントホール」    大阪市中央区本町1-4-5 

【Osaka Metro】中央線・堺筋線 「堺筋本町駅」から 徒歩5分程度

アクセス  https://www.sansokan.jp/map/

 

◆全体会の概要

 

12:00 受付開始

1230 開会 挨拶・来賓挨拶   

1245 「当事者」 体験報告 (1)

13:20 短編映画「わたしは非正規公務員」上映+映画製作者(当事者)のお話

13:50 報告 「いのちと暮らしを守る全国なんでも相談会から」

14:00 休憩

14:10 基調講演  今井 紀明 さん 「若者の閉塞感と自己責任論」

15:00 対談 今井 紀明 さん と 新里 宏二 代表幹事

15:30 「当事者」 体験報告 (2) 

15:55 休憩 

16:00 分科会報告  16:25 表彰  16:45 集会宣言、 17:00 閉会予定

 

■懇親会 (18:30~20:30) 

  会場:「道頓堀ホテル」
  https://dotonbori-h.co.jp/access/

  〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀2-3-25

  最寄駅 Osaka Metro 御堂筋線なんば駅 徒歩3分

 

  17時30分から入室OK、18時30分から開宴 



◆参加費


(1)「全体会・分科会フリーパス」コース 申込みの場合

  この金額で、全体会とすべての分科会に参加できます。

  弁護士・司法書士・議員・研究者:3,000円

  その他(一般のかた):2,000円

  生活に困窮しているかた:無料(自己申告制)

(2)「全体会のみ」コース 申込みの場合

  弁護士・司法書士・議員・研究者:2,000円

  その他(一般のかた):1,000円 

  生活に困窮しているかた:無料(自己申告制)

(3)「分科会のみ」コース 申込みの場合(1分科会につき) 

  弁護士・司法書士・議員・研究者:1,000円

  その他(一般のかた):1,000円

   生活に困窮しているかた:無料(自己申告制)

 

(4)『新版 生活再建必携2025 (旧 クレサラ・生活再建白書)』 は、
    今回の集会内容も織り込んで、2025年1月頃に発行予定。

    集会参加費には含まれません。別途販売予定価格 1冊2,000円。

    今回、購入予約できます。    


◆参加費の振込先

 

参加費は、すべて 下記 銀行口座 にお振込み願います。

   りそな銀行 豊中支店 普通預金 口座番号 0337402
口座名義:全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会実行委員会

 (ゼンコククレサラ・セイカツサイケンモンダイヒガイシャコウリュウシュウカイジッコウイインカイ)

・誠に恐縮ですが、振込手数料もご負担願います。

11月1日以降のキャンセルは、返金いたしません。

・宿泊については、各自でご手配ください。


◆参加申し込み方法


 ◆下記をクリック

  

 参加申し込みページ  (Googleフォーム)

  https://forms.gle/q9zUc8uNyTKyHeZNA

 

 または、下記事項を書いて、郵送かFAXかメールで実行委員会事務局(大阪いちょうの会)へ申し込んでください。

 (1)お名前とふりがな、(2)郵便番号と住所、(3)電話番号、(4)メールアドレス(あるかたのみ)、

 (5)FAX番号(あるかたのみ)、(6)所属団体名(あるかたのみ)、

  (7)「全体会・分科会フリーパス」、「全体会のみ申込」、「分科会のみ申込」の区分、

 (8)全体会はリアル参加かオンライン参加か、(9)参加予定分科会、

 (10)第6分科会はリアル参加かオンライン参加か、

 (11)「懇親会」参加希望の有無

 (12)『新版 生活再建必携2025』(旧 クレサラ・生活再建白書) 購入予約の有無

 

 

<お問合せ先> 

  参加受付担当団体「大阪いちょうの会」 (対応時間:平日午後 1時~ 5時)

電話 06-6361-0546

        080-1305-3194(川崎)

FAX: 06-6361-6339

E-mail: osaka@ichounokai.jp

実行委員会 E-mail cresara2024@gmail.com

 


◆主催


■第43回 全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会実行委員会  

全国クレサラ・生活再建問題対策協議会

全国クレサラ生活再建問題被害者連絡協議会


◆後援

消費者庁、金融庁、厚生労働省

大阪府、大阪市、

社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会、 社会福祉法人 大阪市社会福祉協議会、

公益社団法人 日本社会福祉士会、 公益社団法人 大阪社会福祉士会
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会、 
一般社団法人 大阪精神保健福祉士協会

公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会、 特定非営利活動法人 大阪医療ソーシャルワーカー協会

一般社団法人 日本臨床心理士会、 大阪府臨床心理士会

大阪弁護士、 日本司法支援センター大阪地方事務所   
一般社団法人 大阪労働者福祉協議会、 

全国青年司法書士協議会、

大阪司法書士会、

特定非営利活動法人 消費者支援機構関西 KC’s

日本弁護士連合会

 (順不同 敬称略。他にも後援申請中) 



◆懇親会

■懇親会 (18:30~20:30) 

  会場:「道頓堀ホテル」

  https://dotonbori-h.co.jp/access/

  〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀2-3-25

  最寄駅 Osaka Metro 御堂筋線なんば駅 徒歩3分

 

  17時30分から入室OK、18時30分から開宴 

  参加費:7,000円程度を予定(当日払い)

  参加ご希望のかたは、必ず事前にお申し込みください。